薬剤部を知る
薬剤部長あいさつ

「地域に貢献したい」その想いを当院で実現しましょう
小山記念病院のある茨城県の鹿行(ろっこう)エリアは、医療者の数が全国でも少ない反面、鹿嶋市・神栖市を中心に出生率や転入率が高く、地域の医療ニーズは25万人規模に達しています。そうした背景の下、当院のアクティビティは年々高まり、例えば救急車の受け入れ数は年間およそ3,500台となり、正に急性期病院となっています。救急搬送の多い脳神経外科、循環器内科には救急隊とのホットラインがあり、超急性期にtPA(脳梗塞治療薬)を用いたり、心筋梗塞の患者さまへのカテーテル治療を受け入れたり、救急病院としての役割が年々大きくなっています。薬剤師も緊急での対応を必要とされ、患者さんの服薬歴や既往歴を訊いたりと、迅速に動いています。今では、地域の急性期患者さまを一手に引き受けており、まさに言葉の真の意味で「地域医療」を実践している病院です。
〈 教育・キャリアプラン〉
そんな当院なので、薬剤師にも早くから成長のチャンスが巡ってきます。新卒には1年間のカリキュラムを組んで体系的に教育していますが、早い人なら半年程度で病棟に行き、入院患者さまの服薬指導ができます。新人1人に2人の先輩が教育係につくことで、新人一人ひとりの習熟度を正しく評価できるからです。また、認定薬剤師も最短の実務5年での取得を歓迎しており、その支援も惜しみません。
〈 ワークライフバランス 〉
当院の看護部はワークライフバランス向上の取り組みが評価され、看護団体から表彰されていますが、その姿勢は病院全体に浸透しています。薬剤師も土日休みや時短勤務はもちろん、通勤に時間にかかる場合には早出を免除するなど、それぞれ今の状況に応じて柔軟な働き方をしています。皆様に「お互い様」の気持ちが根づいているからなのかもしれません。
〈 わたしたちの想い 〉
薬剤部のメンバーは30代前後と若手が多く男女数も半々。「地域医療に貢献したい」という思いが共通しているので、和気あいあいと、プロジェクトチームの活動や学会参加など、意識高く働いています。やる気のある薬剤師にとって、間違いなく圧倒的に働きがいのある病院です。
小山記念病院 薬剤部長
花香 淳一
薬剤部長 プロフィール

小山記念病院 薬剤部長
花香 淳一
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2008年4月より小山記念病院勤務
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2013年:国立がん研究センター東病院 がん薬物療法認定薬剤師研修修了
- 2013年10月:日本病院薬剤師会認定 がん薬物療法認定薬剤師認定取得
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2015年4月:日本臨床腫瘍薬学会認定 外来がん治療認定薬剤師認定取得
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2020年1月:日本医療薬学会認定 医療薬学専門薬剤師
所属学会等
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日本医療薬学会
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日本臨床腫瘍学会
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日本臨床腫瘍薬学会 (メ ーリングリスト委員会 副委員長)
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日本癌治療学会
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日本乳癌学会
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日本がん薬剤学会
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抗がん剤曝露対策協議会
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日本がん支持療法研究グループ
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日本服薬支援研究会
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日本病院薬剤師会
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日本薬剤師会
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茨城県病院薬剤師会 理事 (中小病院部 兼 がん認定・専門薬剤師委員会)
筆頭論文
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高齢進行大腸がん患者に対するFOLFOX療法/FOLFIRI療法施行時のAprepitantの 有効 性の検討 (癌と化学療法第43巻,第5号2016年5月)
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2型糖尿病併存乳癌患者に対するweekly paclitaxel 療法施行時の制吐指示療法の検討 (乳癌の臨床 第31巻,第5号2016年11月)
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乳がん化学療法施行患者に対する医師診察前薬剤師面談の効果 (癌 と化学療法 第 47巻, 第8号 2020年8月)花香 淳一,藤田 知之ほか
共著論文
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直腸癌術後多発肝・月市・リンパ節転移対してFOLFOX4+Bevacizumabが著効した1例 (癌と化学療法 第42巻,第13号 2015年)高橋 真治,花香 淳一ほか
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S状結lll癌術後の多発肺転移に対してS-1が著効した1例 (癌と化学療法 第45巻,第1号 2018年1月)高橋 真治,花香 淳一ほか
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S-1とステント留置術により長期生存が得られている切除不能進行胃癌の1例 (癌と化学療 法 第46巻,第6号 2019年6月)高橋 真治,花香 淳一ほか
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Weekly PaclltaxelとRamucirumabが著効した切除不能進行胃癌の1例 (癌と化学療法 第 46巻,第 6号 2019年 6月 )高橋 真治,花香 淳一ほか
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横行結腸癌術後の腹腔内播種結節に対してmFOLFOX6+Bevacizumabが 著効した1例(癌と化学療法 第47巻,第7号 2020年 7月 )高橋 真治,花香 淳一ほか
その他認定等
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日本病院薬剤師会 認定指導薬剤師
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日本病院薬剤師会 日病薬病院薬学認定薬剤師
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日本薬剤師研修センター認定薬剤師
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日本病院薬剤師会 生涯研修履修認定
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認定実務実習指導薬剤師
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全日本病院協会認定 病院管理士 (認定番号 :No 674)
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全日本病院協会認定 医療安全管理者