小山で働く
薬剤部の特徴
臨床薬剤師として成長できる
GROWTH
01
鹿行地域全域の医療を担う病院
当院は鹿嶋市唯一の二次救急指定病院であり、26の診療科をもつ病院です。
224床の中規模病院ではありますが、地域の中核病院として鹿嶋市内だけでなく鹿行地域全域の医療を担っています。
当院の診療科の多さから、多岐に渡る病態の患者さんと関わることができます。各種がん患者さんへの関わりも多いことも特徴です。患者数が年々増加していることもあり、薬剤師に求められる知識・役割も広がってきています。臨床薬剤師としての経験は十分に積める環境です
〈病棟で接する病態(例)〉
●産科:切迫流産・切迫早産
●整形外科:大腿骨頚部骨折
●脳神経外科:脳梗塞・脳出血
●消化器外科:虫垂炎・腸閉塞
●泌尿器科:尿管結石・前立腺疾患
●口腔外科:顎骨折
●内科:肺炎・消化管出血・糖尿病・気管支喘息
●循環器科:心筋梗塞・急性心不全
病棟への薬剤師配置
薬剤師の病棟配置加算もスタートし、当院でも各病棟に担当薬剤師を配置して病棟業務を行っています。患者さんへの服薬指導を行い、薬の使用方法や用法・用量、薬効や注意事項などを説明しています。服薬指導の際に得られた情報は、他職種へフィードバックし共有しています。
薬剤師は、薬局の中にとどまらずに、患者さん・他職種とより近い存在になれるよう努めています。
周術期患者に対する入院前問診
2021年10月より、入院予定の患者さんに対する入院前問診を開始しました。主な目的は、手術・検査延期の回避であり、薬剤師が入院前に介入することで、正確な薬剤情報の聴取が可能となり、安全な医療提供に繋がると思われます。
また、術前休薬が必要な薬剤が一包化されている場合は、近隣薬局の先生方とも連携を図り、中止薬を抜いていただく取り組みもおこなっています。
がん患者さんへの薬剤師介入
当院は茨城県内初の地域がん診療病院※でもあります。
当院でがん治療を行う患者さんには薬剤師が副作用やその対処法について、医師・看護師と協同して指導にあたっています。また、「日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師」「日本臨床腫瘍薬学会認定 外来がん治療認定薬剤師」が中心となって、地域の薬剤師と共に勉強会を開催し、がん患者さん専用の手帳を作成・運用する等、薬薬連携の強化にも注力しています。
※地域がん診療病院:がん診療連携拠点病院がない2次医療圏に都道府県の推薦を基に厚生労働大臣が指定した病院です。
がん患者さんへの薬剤師介入状況
医師の診察前に薬剤師面談を実施しています。
[面談実施件数]
422件/523件(面談率 80.7%)
(2015年9月から2016年4月まで)
[患者さんへの介入状況]
・処方等提案件数:59件/422件(処方等提案率14.0%)
・提案受理件数:58件/59件(受理率98.0%)
(2015年9月から2016年4月まで)
チーム医療の実践
TEAMS
02
多職種で患者さんに向き合うことができる
薬物療法の高度 化や医薬品の種類の増加などを背景に、チーム医療において薬剤師に期待される役割はこれまで以上に高まっています。
薬剤選択をはじめ、投与量や投与方法、投与期間などの処方提案、他職種へ医薬品の情報提供や使用方法のアドバイス、副作用の発現状況の確認など、医薬品の専門家としての業務が求められています。
PBPMの実践
当院薬剤部では、プロトコルに基づく薬物治療管理(Protocol Based Pharmacotherapy Management:PBPM)の実践しています。
この取り組みは、薬剤師の専門性の発揮によって薬物治療の質の向上や安全性の確保、さらには医師等の業務負担軽減に寄与し、今後のチーム医療の発展に大きく貢献するものと期待されています。
専門性の高い薬剤師を育成
SPECIALIST
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地域の医療の質向上を目指した取り組み
薬剤部の活動は病院内に留まりません。地域の医療の質を向上させるために、地域の薬局や医療機関への情報提供等を積極的に行っています。
キャリアビジョンを描きやすい環境
CAREER
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自分のやりたいことを実現できる
やりたいことがあれば、積極的にチャレンジ出来る環境が当院 薬剤部にはあります。多くの薬剤師が興味のある分野の認定取得を目指しており、切磋琢磨しあいながら成長できる環境です。今、やりたいことが明確になくても、働きながら興味のある分野を見つけてもらえればと思っています。