小山で働く
地域を支える薬剤師

地域のために、楽しくやりがいをもって働ける場所
鹿行地域全域の医療を担う小山記念病院において、薬剤師が活躍するフィールドは非常に広く、多岐にわたります。実現したいことが明確な人も、まだ模索している人も、当院で働く中で、薬剤師の「楽しさ」「やりがい」を実感できると思います。そして、気付けば地域を支える薬剤師の一員になれます。
オールラウンダーな薬剤師
当院は鹿嶋市唯一の二次救急指定病院であり、26の診療科をもつ病院です。
224床の中規模病院ではありますが、地域の中核病院として鹿嶋市内だけでなく鹿行地域全域の医療を担っています。
当院の診療科の多さから、多岐に渡る病態の患者さんと関わることができます。各種がん患者さんへの関わりも多いことも特徴です。患者数が年々増加していることもあり、薬剤師に求められる知識・役割も広がってきています。臨床薬剤師としての経験は十分に積める環境です。
〈病棟で接する病態(例)〉
●産科:切迫流産・切迫早産
●整形外科:大腿骨頚部骨折
●脳神経外科:脳梗塞・脳出血
●消化器外科:虫垂炎・腸閉塞
●泌尿器科:尿管結石・前立腺疾患
●口腔外科:顎骨折
●内科:肺炎・消化管出血・糖尿病・気管支喘息
●循環器科:心筋梗塞・急性心不全

がん治療のプロフェッショナル
当院は茨城県内初の地域がん診療病院※でもあります。
当院でがん治療を行う患者さんには薬剤師が副作用やその対処法について、医師・看護師と協同して指導にあたっています。また、「日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師」「日本臨床腫瘍薬学会認定 外来がん治療認定薬剤師」が中心となって、地域の薬剤師と共に勉強会を開催し、がん患者さん専用の手帳を作成・運用する等、薬薬連携の強化にも注力しています。
※地域がん診療病院:がん診療連携拠点病院がない2次医療圏に都道府県の推薦を基に厚生労働大臣が指定した病院です。

がん患者さんへの薬剤師介入状況
医師の診察前に薬剤師面談を実施しています。

[面談実施件数]
422件/523件(面談率 80.7%)
(2015年9月から2016年4月まで)

[患者さんへの介入状況]
・処方等提案件数:59件/422件(処方等提案率14.0%)
・提案受理件数:58件/59件(受理率98.0%)
(2015年9月から2016年4月まで)

病棟への薬剤師配置
薬剤師の病棟配置加算もスタートし、当院でも各病棟に担当薬剤師を配置して病棟業務を行っています。患者さんへの服薬指導を行い、薬の使用方法や用法・用量、薬効や注意事項などを説明しています。服薬指導の際に得られた情報は、他職種へフィードバックし共有しています。
薬剤師は、薬局の中にとどまらずに、患者さん・他職種とより近い存在になれるよう努めています。
